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コラム

スマホの電池 リチウムイオンバッテリーとは

スマホの電池 リチウムイオンバッテリーとは

リチウムイオンバッテリーは、現代の電子機器や電気自動車など

多くで使用されている充電式バッテリーの一種です。

 

構造と原理

リチウムイオンバッテリーは、正極(カソード)、負極(アノード)、電解液、

およびセパレーターという主要なコンポーネントで構成されています。

電解液中にはリチウムイオンが溶解しており、充放電時に正極と負極間を移動します。

充電時にはリチウムイオンが正極に吸収され、放電時には負極に戻ります。

 

リチウムイオンバッテリーの主な利点

・高エネルギー密度

リチウムイオンバッテリーは他の一般的なバッテリー技術よりも高いエネルギー密度を持ちます。

これにより、小型かつ軽量なデバイスや電気自動車に適しています。

 

・低自己放電率

リチウムイオンバッテリーは比較的低い自己放電率を持ちます。

つまり、充電されたバッテリーは長期間放置してもエネルギーをほとんど失いません。

 

・高効率

リチウムイオンバッテリーは充放電の効率が高く、エネルギーの損失が少ないため、充電時間やバッテリーの寿命を最大限に活用できます。

リチウムイオンバッテリーの寿命は、複数の要因によって影響を受けます。

 

一般的に、リチウムイオンバッテリーの寿命は数年から数十年と幅広く異なりますがスマホの場合は2.3年といったところでしょうか。

使用状況やケアの方法によっても異なるため、適切な取り扱いとメンテナンスが重要です。

 

バッテリーの寿命低下の複数の要因

 

・重充放電サイクル数

リチウムイオンバッテリーは充放電サイクルによって劣化します。一般的に、バッテリーの寿命は充電から放電までの完全なサイクルの回数で表されます。バッテリーの寿命は、充電回数が増えるにつれて徐々に減少します。

・充放電の深さ

バッテリーを完全に充電または完全に放電することは、バッテリーの寿命に影響を与えます。

過度の充放電はバッテリーに負荷をかけ、劣化を加速させる可能性があります。

一般的には、充放電を範囲内に制限することで寿命を延ばすことができます。

 

・温度

高温環境はリチウムイオンバッテリーの寿命に悪影響を及ぼします。

高温はバッテリーの劣化を促進し、容量の低下やサイクル寿命の短縮を引き起こす可能性があります。

したがって、バッテリーを適切な温度範囲内に保つことが重要です。

 

・充電速度

高速充電はバッテリーに負荷をかけることがあり、寿命を短くする可能性があります。

適切な充電速度で充電することが推奨されます。

 

・メンテナンス

バッテリーの適切なメンテナンスも寿命に影響を与えます。適切な充電方法や充電状態の管理、定期的な点検などが重要です。

 

普段皆さんが良かれと思っている行動もバッテリーに対してはダメージを与えてしまう事もあるんですね。

急速充電や車での充電 完全放電や過充電、モバイルバッテリーの使用など。

といってもそうしないとまともに使えない・・・という方もいるでしょう。

完全に劣化してしまった場合は全体的なパフォーマンスも下がってしまうため

バッテリー交換の意味も薄れてしまう場合があります。

 

無理やり延命を試みるのではなく正しいタイミングでバッテリー交換などを行ったほうがより長持ちさせることが

出来るのかもしれませんね。

 

 

やまとM